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SNS運用
SNS効果測定の方法とKPI設定ガイド|運用改善につながる指標と分析手順を解説

目次|
① SNS効果測定とは何か?なぜ必要なのか
② KGIとKPIの違い|効果測定の「目標設定」から始める
③ プラットフォーム別の計測指標一覧
④ データ分析と改善のPDCAサイクル
⑤ SNS効果測定に活用できるツール
⑥ SNS効果測定でよくある失敗と改善策
まとめ
FAQ
「SNSを運用しているけど、成果が出ているのかどうかわからない」
「フォロワー数は増えているのに、集客や売上につながっていない気がする」
「最新の投稿機能やおすすめの運用ノウハウは使っているのに、数字の見方が明確ではない」
——こうした悩みの根本にあるのは、効果測定の仕組みが整っていないことがほとんどです。
SNS運用は「投稿すること」がゴールではありません。
その投稿がビジネス目標にどれだけ貢献しているかを数値で把握し、改善し続ける点に本質があります。
効果測定なきSNS運用は、羅針盤のない航海と同じです。
どれだけ熱心に投稿しても、方向が合っていなければ成果にはつながりません。
この記事では、SNS効果測定の基本的な考え方から、
・KGI・KPIの設定方法
・プラットフォーム別の計測指標
・データ分析と改善のサイクル(PDCAサイクル/pdca)の回し方
まで、実践的な手順を解説します。
なぜ効果測定が必要なのかという理由についても、あわせてシンプルに整理していきましょう。
SNS運用を担当している方はもちろん、代行会社に依頼しながら
「ちゃんと成果が出ているか確認したい」という経営者の方にも役立つ内容となっています。
対象は、企業のSNS担当者・経営者・広報担当者・採用情報の発信を担う組織など、さまざまです。
理論だけでなく、実際の業務で活用できる判断材料を中心にお届けします。

① SNS効果測定とは何か?なぜ必要なのか
効果測定の定義
SNS効果測定とは、SNS運用の結果を数値データで把握し、
目標に対してどれだけ成果が出ているかを検証するプロセスのことです。
具体的には、
・投稿へのリアクション
・フォロワーの増減
・外部リンクのクリック数
・問い合わせへの貢献度
などを定期的に分析し、次の施策に活かします。

InstagramやXなどの公式ツールにログインして確認する数字だけでなく、
webサイトへのアクセス、資料ダウンロード、メール問い合わせ、urlクリック、イベント申込
など、SNSの外側で起きた行動も含めて総合的に捉えることが重要です。
効果測定をしないと何が起きるか
効果測定をせずに運用を続けると、下記のような問題が発生します。
- 反応の良いコンテンツ・悪いコンテンツの区別がつかない
- 担当者の「感覚」だけで投稿方針が決まり、ブレやすくなる
- 費用や時間をかけているのに、成果との接続が見えない
- 代行会社への評価・フィードバックができない
- 画像・写真・動画・テキストなど、どのクリエイティブが効果的か判断できない
- 顧客とのコミュニケーションが、単なる発信で終わってしまう
逆に、効果測定を継続すると、
「この投稿形式は反応が高い」
「この時間帯に投稿するとリーチが増える」
「このリンク導線なら問い合わせにつなげやすい」
という具体的な知見が蓄積されていきます。
数値に基づいて改善を繰り返すことで、運用の精度は着実に向上するでしょう。
特に、過去の投稿データを見返すと、現在の投稿で何を変えるべきかが明確になります。
ソーシャルメディアマーケティングにおける効果測定の位置づけ
ソーシャルメディアを活用したマーケティング全体の中で、
効果測定は「PDCAサイクルのCheck(確認)とAct(改善)」に相当します。
戦略を立てて(Plan)
コンテンツを投稿して(Do)
その結果を分析して(Check)
次に活かす(Act)
——この4ステップを継続することが、長期的な成果につながるのです。
そのため、SNS効果測定は「投稿後に数字を見る作業」ではなく、
「次の投稿をより良くするための判断材料を探す手段」と言えます。
数字を見て終わりにするのではなく、改善策を出すところまでを1セットで考えてください。
なお、SNS運用の戦略設計については、第2回「SNS戦略の立て方5ステップ」で詳しく解説しています。
② KGIとKPIの違い|効果測定の「目標設定」から始める
KGIとは何か
KGI(重要目標達成指標:Key Goal Indicator)とは、
SNS運用で最終的に達成したいビジネス目標のことです。
例:
●問い合わせ数を月10件から15件に増やす
●月間の新規来店数を20件増やす
●採用情報ページへのアクセス数を増やし、応募につなげる

KGIは「何のためにSNSをやっているのか」という最終的な答えにほかなりません。
売上・集客・採用・ブランド認知など、事業目標と直結した数値を設定します。
ここで重要なのは、KGIを「なんとなく増やしたい数字」ではなく、
事業にとって意味のある成果として明確に決めることです。
消費者向けの集客なのか、法人向けの問い合わせなのか、
あるいは採用なのかによって、見るべき数字は大きく異なります。
KPIとは何か
KPI(重要業績評価指標:Key Performance Indicator)とは、
KGIを達成するための中間指標です。
KGIが「目的地」なら、KPIは「目的地への道のり」を示す標識に例えられます。

KGIとKPIをセットで設定することで、
「どのプロセスで成果が止まっているのか」を特定しやすくなります。
KPIの選定は、最終目標(KGI)から逆算して「この数値が動けばKGIに近づく」
という因果関係を確認しながら行うことが欠かせません。
たとえば、Webサイトへの流入を目指すなら、投稿のいいね数以外に、
プロフィールアクセス数・リンククリック数・urlクリック率を見る必要があります。
店舗集客を目指す実務においては、
アクセス数に加えて、地図閲覧・予約・DM問い合わせなども追うべきです。
「虚栄の指標」に注意する
フォロワー数や「いいね」数は見栄えが良く感じられますが、
ビジネス目標と直結しないことがあります。
こうした指標をバニティメトリクス(虚栄の指標)と呼びます。
たとえばフォロワーが1万人いても、そのほとんどが自社のターゲット外なら集客にはつながりません。
年齢・性別・地域・興味関心などが、自社の対象顧客と合っているかを確認する必要があります。
KPIを設定する際は、「この数値が改善すると、KGIに近づくか?」という問いを常に意識してください。
KPI設定の全体的な考え方は第2回でも扱っていますが、
本記事では効果測定のために必要なKPIの選び方に限って整理します。
すでに第2回を読まれている場合は、そこで決めた目的やペルソナに合わせ、
測定指標へ反映させていきましょう。
③ プラットフォーム別の計測指標一覧
各SNSプラットフォームには固有の指標があります。
自社が運用しているSNSの指標を正しく把握し、定期的に確認・計測することが効果測定の基本です。
多くの企業がSNS運用で思うような成果を出せていない背景には、
「投稿は続けているが指標を見ていない」
「プラットフォームごとに何を計測すべきかわからない」という状況があります。
業種や規模を問わず、指標の意味を正しく理解することが効果的な運用の前提条件です。
なお、Instagram・X・Facebook・TikTok・LINEそれぞれの特徴や使い分けは、
第1回で詳しく整理しています。
本記事では、各媒体の特徴ではなく、効果測定に使える数字に絞って確認していきましょう。
Instagram(インスタグラム)の主要指標
Instagramの効果測定は、
ビジネスアカウント・クリエイターアカウントで利用できる「インサイト」機能から行います。
指標 | 内容 |
|---|---|
リーチ数 | 投稿を見たユニークアカウント数 |
インプレッション数 | 投稿が表示された総回数(同一人物の複数回含む) |
インタラクション率 | (いいね+コメント+保存+シェア)÷ リーチ数 |
保存数 | 投稿を保存したユーザー数 |
プロフィールアクセス数 | 投稿からプロフィールへ移動した数 |
リンククリック数 | プロフィールに設置したリンクへのクリック数 |
Instagramでは、保存数は「後で見返したい」と思われたかを確認するうえで重要な指標です。
投稿内容の有用性を判断する材料として、
リーチ数やインタラクション率と合わせて確認するとよいでしょう。
また、画像や写真の見せ方、投稿文の冒頭、リールの構成など、
クリエイティブの要素によって数字が変わりやすい媒体です。
レビューやクチコミをそのまま掲載する場合は表現に注意し、
公式情報と照らし合わせながら運営することが大切になります。
X(旧Twitter)の主要指標
指標 | 内容 |
|---|---|
インプレッション数 | ポストが表示された回数 |
エンゲージメント数 | クリック・いいね・リポスト・返信の合計 |
リポスト数 | 拡散された回数(旧リツイート) |
リンククリック数 | 投稿内リンクへのクリック数 |
フォロワー増加数 | 期間中の純増フォロワー数 |
リポストによる拡散力が特徴的なプラットフォームです。
リポスト数の推移を見ることで、どのポストが拡散されやすいかの傾向が見えてきます。
ただし、インプレッションが大きく伸びたとしても、
問い合わせ・資料ダウンロード・サイト流入につながっていなければ、
KGIへの貢献度は限定的です。
拡散で満足せず、次の行動につなげる設計を意識しましょう。
Facebook(フェイスブック)の主要指標
指標 | 内容 |
|---|---|
リーチ数 | 投稿を見たユニークアカウント数 |
インタラクション率 | (リアクション・コメント・シェアなどインタラクション数)÷ リーチ数 |
クリック数 | 投稿内リンクへのクリック数 |
ページいいね数 | ページに関心を示しているユーザー数の目安 |
Facebookでは、リーチ数・インタラクション率・クリック数に加え、
ページフォロー数やページいいね数の推移も確認します。
一般消費者向けだけでなく、企業間の関係づくりやイベント告知にも活用されるため、
投稿ごとのクリック数や反応の種類を見て、目的に合った指標を選ぶことが重要です。
TikTok(ティックトック)の主要指標
指標 | 内容 |
|---|---|
再生回数 | 動画が視聴された回数 |
視聴完了率 | 最後まで視聴されたユーザーの割合 |
いいね数・コメント数 | エンゲージメントの直接指標 |
シェア数 | 拡散された回数 |
フォロワー増加数 | 期間中の純増フォロワー数 |
TikTokでは、再生回数だけでなく視聴完了率や平均視聴時間も重要な確認項目です。
途中離脱が多い動画は最後まで見られていない可能性があるため、
冒頭で関心を引けているか、テンポが適切かを確認する必要があります。
動画の種類ごとに、冒頭の見せ方・字幕・テンポ・音声・写真の差し込み・商品掲載の有無を比較すると、
改善に役立つはずです。短い動画ほど、1つの要素が数字に大きく影響する可能性を頭に入れておきましょう。
LINE公式アカウントの主要指標
指標 | 内容 |
|---|---|
友だち登録数 | アカウントに登録したユーザー数 |
メッセージ開封率 | 配信したメッセージを開いた割合 |
クリック率 | メッセージ内リンクへのクリック率 |
ブロック率 | 友だち削除・ブロックした割合 |
LINE公式アカウントでは、メッセージ開封率・クリック率・ブロック率を確認することが重要です。
特にブロック率の推移を見ることで、配信頻度や内容がユーザーにとって負担になっていないかを判断できます。
過剰な配信はブロックを招くため、配信頻度とコンテンツの質のバランスが求められます。
またLINEでは、クーポン・キャンペーン・イベント案内・予約導線など、
顧客対応に近い使い方も多くなるでしょう。メール配信と同じように、
開封後のクリックや予約まで確認しなければ、成果の正確な判断はできません。
④ データ分析と改善のPDCAサイクル
SNS効果測定の4ステップ
効果測定は以下の手順で行います。

このサイクルを最低でも月1回回すことで、運用の精度は着実に上がっていきます。
実際の運用では、毎回すべてを細かく見る必要はありません。
最初はKGIに近い数字を最大3〜5個に絞り、毎月同じようにチェックするのがおすすめです。
あらかじめ見る数字を決めておけば、担当者が変わった後もスムーズに運営できます。
比較の視点を持つ
数値は単体で見ても意味がありません。
「先月より増えた・減った」「前回の投稿より反応が良い・悪い」
という比較があって初めて、改善の方向性が見えてきます。
効果測定で意識すべき比較の視点は以下の通りです。
時系列比較 | 先月・前四半期との推移を確認する |
|---|---|
投稿間比較 | 同じ期間の中でどの投稿が高反応だったか |
目標値との比較 | 設定したKPIに対して何%達成しているか |
属性別比較 | 年齢・性別・地域など、対象顧客に近い反応が出ているか |
導線別比較 | プロフィール、投稿内リンク、広告、noteなど外部媒体からの流入を分けて見る |
ソーシャルリスニングを活用する
ソーシャルリスニングとは、SNS上で自社や競合・業界に関する
投稿・口コミ・キーワードをモニタリングして、ユーザーの声を収集・分析する手法です。
自社の情報発信への直接の反応だけでなく、
「自社がどのように話題にされているか」
「どんなポジティブ・ネガティブな声があるか」を把握できます。
公式アカウントに寄せられるコメント以外の本音も含まれるため、
深い顧客理解に役立つでしょう。
また、競合他社がどう評価されているかも確認できるため、
自社のコンテンツ戦略や改善策に活かせる情報が得られます。
調査やアンケート、レビューの確認を合わせて行うと、
ユーザーの求めるニーズをより察知しやすくなります。
セミナー参加後の質問や相談内容も、独自のノウハウとして蓄積可能です。
ただし、他社事例を大きく扱うと「自社で本当に同じ成果を出せるのか」というリスクも伴います。
そのため本記事では、成功事例ベースではなく、
効果測定の基本的な考え方と手順を中心に整理しています。
レポートの作成と活用
効果測定の結果はレポートとしてまとめ、関係者で共有することが重要です。
レポートに含めるべき主な項目 | 期間中のKPI達成状況(目標値 vs 実績値) |
|---|---|
主要指標の推移グラフ | |
高反応だった投稿と低反応だった投稿の比較 | |
次期の改善施策と計画 | |
反映した改善内容と、その後の数字の変化 | |
顧客の声・クチコミ・問い合わせ内容の要約 |
SNS運用代行に依頼している場合は、こうしたレポートを毎月提供してもらい、
数値の変化を自社でも確認する習慣をつけることが大切です。
レポートは、単にきれいな資料として作るものではありません。
数字の確認を徹底し、次の判断に使うためのものです。
意思決定に使うための業務資料として、経営者が見るなら、
細かな指標よりも「何が課題で、次に何を実施するのか」を明確に示した方が重宝されます。
⑤ SNS効果測定に活用できるツール
各プラットフォームの純正ツール
まず活用すべきは、各SNSが提供している純正の分析ツールです。

純正ツールは無料で利用でき、プラットフォームが直接提供するデータのため信頼性が高い点が特徴です。
最初から高機能な有料ツールを使う必要はありません。
まずは公式ツールにログインし、毎月同じ数字を確認しようと決めることが、
効果測定の第一歩となります。
2025年以前の過去データと、2026年現在のデータを比較する時は、
投稿頻度・広告配信・キャンペーンの有無なども合わせて確認しましょう。
Googleアナリティクス(GA4)との連携
SNSからWebサイトへの流入を計測するには、Google Analytics(GA4)との連携が不可欠です。
SNS投稿のリンクにUTMパラメータ(流入元を識別するためのタグ)を付与することで、
どのSNS・どの投稿経由でWebサイトに訪れたユーザーが、
問い合わせや購入などのコンバージョン(成果につながるアクション)に至ったかを追跡できます。
これにより、
「SNSでのエンゲージメントは高いのにWebサイト流入が少ない」
「Instagramからの訪問者はページをよく見ている」など、
SNS単独では把握できない情報が得られるようになります。
UTMのurl設計を統一しておくと、後から分析しやすくなるでしょう。
たとえば、投稿・広告・メール・noteなど、流入元ごとにルールを決めておけば、
どの手段が有効だったかをスムーズに比較できます。
SNS管理・分析ツール(有料)
複数のSNSを一元管理し、横断的な分析をしたい場合は、専用の管理・分析ツールの導入を検討してください。
代表的なツールには以下のような機能が備わっています。
●複数SNSの投稿スケジュール一括管理
●アカウント横断のエンゲージメント集計
●競合アカウントのデータとの比較分析
●自動レポート生成
●ソーシャルリスニング機能
●インフルエンサーの投稿効果の計測・レポート化
●AI搭載による投稿傾向の抽出やアラート機能
有料ツールは、本格的に複数SNSを運用する場合に高い費用対効果を発揮します。
ただし、本記事では具体的な料金や単価、格安プランとの比較は扱いません。
費用の考え方や代行会社の選び方については、第1回「SNS運用代行とは?」をご覧ください。
ツールを選ぶ時は、「種類の多さ」や「おすすめランキング」だけで判断しないことが大切です。
自社が求める成果、対応すべき業務、社内の経験、組織体制に適したものを選ぶ必要があります。
ツールを導入したから成果が出るのではなく、正しい指標を決め、データを使える状態にして初めて効果が生まれるのです。
⑥ SNS効果測定でよくある失敗と改善策

失敗①|フォロワー数だけをKPIにする
フォロワー数は最も目に見えやすい指標ですが、
ビジネス成果と直結しない「虚栄の指標」になりやすい点に注意が必要です。
フォロワーが増えても、そのユーザーが自社のターゲット層でなければ集客にはつながりません。
改善策
フォロワー数はあくまで参考値として位置づけ、
プロフィールリンクのクリック数・問い合わせへの貢献・エンゲージメント率など、
ビジネス目標に近い指標を主要KPIに設定する。
失敗②|測定はするが分析・改善を行わない
データを収集するだけで、改善施策に落とし込まないケースがあります。
レポートを受け取っても「確認した」で終わり、次の投稿計画に活かされないという状況です。
SNS運用で成功している企業に共通するのは、
データをただ眺めるだけでなく「なぜこの投稿は反応が良かったのか」「何が数値を下げたのか」を
必ず言語化して次の施策に活かす習慣を持っている点です。
改善策
月次レポートの確認と同時に「翌月の改善ポイント」を必ず1〜3個設定する習慣を作る。
数値を見る時間と改善策を考える時間をセットにする。
必要に応じて、投稿テーマ・画像制作・掲載タイミング・CTA文言などの対策を講じる。
失敗③|短期間のデータで判断する
SNS運用において、投稿1本・1週間程度の短期データで良し悪しを判断するのは早すぎます。
アルゴリズムの評価が安定するまでに時間がかかるため、単発の数値に一喜一憂するのは危険です。
改善策
最低1ヶ月単位でデータを比較し、傾向を把握する。
季節要因・曜日要因・トレンドの影響も考慮したうえで分析する。
新しい投稿形式を試す場合も、1本だけで判断せず、複数回実施してから比較する。
失敗④|プラットフォームをまたいだデータを統合しない
複数のSNSを運用している場合、各プラットフォームのデータをバラバラに見ているだけでは、全体像が掴めません。
どのSNSが最も集客に貢献しているか、あるいはどのプラットフォームで改善が必要かという判断ができなくなってしまいます。
改善策
Excelや管理ツールでプラットフォームをまたいだKPI達成状況を一覧化する。
Googleアナリティクスとの連携でSNS流入全体を把握する体制を整える。
これらの数字を同じ資料にまとめることで、各SNSの役割の違いが見えやすくなる。
失敗⑤|代行会社のレポートを確認しない
SNS運用代行に依頼している場合、毎月レポートが届いても「忙しくて確認していない」というケースが少なくありません。
これでは代行会社への適切なフィードバックができず、改善のサイクルが回らなくなります。
改善策
月に1回、30分だけでも代行会社のレポートを確認する時間をカレンダーに設定する。
数値への疑問・改善してほしい点は積極的に伝える。
特に、自社で制作したい投稿と、代行会社が効果的だと判断する投稿が異なる場合は、
数字をもとに話すことが大切です。
感覚の違いを責めるのではなく、KGI・KPIに対してどちらが適しているかを確認し合ってください。
まとめ
- SNS効果測定とは、運用結果を数値で把握しビジネス目標への貢献度を検証するプロセスです。
KGI(最終目標)とKPI(中間指標)をセットで設定することが基本となります。 - プラットフォームごとに重要な指標が異なります。
Instagramの保存数・TikTokの視聴完了率・LINEの開封率など、
各媒体の特性に合った指標を定期的に計測・比較することが成果改善の前提となります。 - データ分析は「時系列比較・投稿間比較・目標値との比較」の3つの視点で行います。
さらに、年齢・性別・地域などの対象属性や、
webサイトへのアクセス状況も合わせて見ることで、より実際の成果に近い判断ができます。 - 効果測定には各プラットフォームの純正インサイト機能が基本となります。
Googleアナリティクス(GA4)との連携でSNSから先の
Webサイト行動まで追跡できる体制を整えることが、より精度の高い分析を可能にします。 - 「フォロワー数だけをKPIにする」「データを見るだけで改善しない」「短期間で判断する」は代表的な失敗パターンです。
ビジネス目標に直結した指標を選び、継続的に改善するスタンスが長期的な成果につながります。
SNS効果測定は、一度仕組みを作れば自然とデータが蓄積されていきます。
しかし、それを分析して改善に活かすには、専門知識と継続的な時間投資が欠かせません。
もし「KPIの設定から見直したい」「データの読み方がわからない」「効果測定込みで代行に任せたい」という場合は、
SNS運用の専門家へのご相談もご検討ください。
効果測定の仕組みを構築するところから柔軟に支援します。
自社でやる場合も、代行に任せる場合も、まずは「何を成果とするか」を決めることが出発点です。
そこが明確になれば、SNSは単なる投稿作業ではなく、
顧客との関係づくりや売上・採用・認知度向上につながる運用へ変わっていくでしょう。
→ 無料相談・お問い合わせはこちら
小さな疑問でも、気軽にご相談ください。
FAQ
Q1. SNS効果測定は毎日する必要がありますか?
毎日確認する必要はありません。
投稿直後の短期データは変動が激しいため、週次または月次でまとめて確認する方が傾向を正確に把握できます。
月1回の定期レポートに加え、大きなキャンペーンやイベント、プロモーションの前後は個別に確認する運用が現実的です。
Q2. フォロワーが少なくても効果測定はできますか?
十分に可能です。フォロワー数が少ない段階でも、
エンゲージメント率・プロフィールへのアクセス数・リンクのクリック数は計測できます。
むしろ初期は「どんなコンテンツが反応されやすいか」を把握するためのデータ収集期間として積極的に活用すべきです。
Q3. KPIはいくつ設定すればよいですか?
運用初期は3〜5個程度に絞るのが現実的と言えます。
指標が多すぎると何を優先すべきか判断できなくなります。
最終KGIに直結する中間指標を中心に、プラットフォームごとに1〜2個の主要KPIを設定し、
運用が軌道に乗ってから追加するアプローチが効果的です。
Q4. 効果測定の結果、成果が出ていないとわかった場合はどうすればよいですか?
まず「戦略・コンテンツ・計測指標」のどこに問題があるかを切り分けることが重要です。
投稿自体は見られているのに集客につながらない場合はプロフィールやリンク先の設計に問題があり、
そもそもリーチが伸びていない場合は投稿内容・頻度・ハッシュタグの使い方を見直す必要があります。
原因を特定したうえで、1つずつ改善策を試しましょう。
Q5. SNS運用代行に任せている場合、効果測定は代行会社に全部任せていいですか?
任せきりにするのはおすすめしません。
代行会社は運用と計測のプロですが、「何をもって成果とするか」は自社のビジネス目標と直結するからです。
そのため、経営者や担当者が最低限の数字を理解したうえでフィードバックを行うことが重要になります。
月1回のレポート確認と、改善方針の承認は自社で行う体制を整えてください。
Q6. SNSの効果測定にはどのツールを使えばよいですか?
最初は各SNSの公式インサイトとGoogleアナリティクス(GA4)を使うだけでも十分です。
複数アカウントを運営している場合や、全体の比較・レポート作成を効率化したい場合に、
SNS管理・分析ツールの使用を検討すると便利でしょう。
ただし、ツールを選ぶ前に、何を測定したいのかを明確にしておく必要があります。
Q7. 画像や動画の良し悪しも効果測定できますか?
できます。画像・写真・動画などのクリエイティブは、
保存数・視聴完了率・クリック数・コメント数などに反映されます。
特にInstagramやTikTokでは、見た目や冒頭のつかみが数字に出やすいため、
複数のパターンを比較して反応の高い形式を探すことが有効です。
Q8. SNS効果測定のレポートには何を掲載すればよいですか?
KPI達成状況、主要指標の推移、反応が良かった投稿・低かった投稿の比較、
次月の改善施策を掲載するとわかりやすいです。
必要に応じて、顧客のクチコミ、レビュー、アンケート結果、問い合わせ内容も含めると、
数字だけでは見えない課題を深く把握できます。
Q9. SNSの数字と売上がつながらない場合はどう考えればよいですか?
まず、SNS上の数字とWebサイト上の行動を分けて確認します。
SNSではリーチやエンゲージメントが高いのに売上につながらない場合、
リンク先ページ・申込フォーム・問い合わせ導線に課題がある可能性が考えられます。
SNSだけで判断せず、GA4などを用いて、サイト閲覧後の行動まで確認することが大切です。
Q10. 自社で効果測定を続けるのが難しい場合はどうすればよいですか?
まずは月1回、30分だけ数字を確認する時間を作ることから始めましょう。
それでも継続が難しい場合は、SNS運用代行や外部サポートを活用し、
レポート作成や改善提案まで任せる方法があります。
自社で見るべき数字だけを把握し、詳細な分析は専門家に依頼する形なら、無理なく続けやすくなるはずです。
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