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BARで学ぶリアルマーケティング
第7話|トリプルメディアとは?3つのメディアの分類・戦略をわかりやすく解説

はじめから読む▶︎第1話:自己紹介
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こんばんは、BAR『月灯り』のバーテンダー、叶あかりです。
先日、児湯郡で食品製造業を営む次期3代目の常務がご来店されて、こんなふうに呟いたの。
常務:「広告も出して、SNSも更新してるし、最近はLINEでクーポンも配信してる。
……でも、正直“ちゃんと届いてる”実感がないんだよね」
氷の溶ける音を聞きながら、グラスをそっと置いた常務。
常務:「やることはやってるはずなんだけど……
社員も周りも『いいんじゃない?』って言うけど、
なんか違和感があってさ」
あかり:「もしかして、
“伝える内容”と“届ける場所”、ちゃんと噛み合ってないんじゃない?」
常務:「う……あるかも。
SNSも広告も、やってるけど……ちゃんとつながってないのかも」
あかり:「だったら、“トリプルメディア”って考え方を、一度整理してみない?」
常務:「トリプルメディア?」
あかり:「トリプルメディアっていうのは、
オウンドメディア・ペイドメディア・アーンドメディアっていう、
情報発信でお客さんとの接点を作るための3つのメディアのことなの」

オウンドメディア
あかり:「まずは“オウンドメディア”。
これは、自社で運営するWebサイトやブログ、メルマガ、アプリのこと。
理解を深めてもらうのに有効なメディアよ」
常務:「ああ、うちも一応、商品のこと書いてるページあるよ。会社紹介とかも」
あかり:「でも、“何をどう伝えるか”が曖昧だと、ただのカタログ止まり。
自社の想いをちゃんと“形”にできるのが、オウンドメディアの強みなの」
常務:「なるほど……“地元の素材にこだわってる理由”とか、
まだきちんと発信できてないかも」
ペイドメディア
あかり:「次に“ペイドメディア”。
これは広告費用を支払って情報発信して、認知を進めるもの、
つまり、テレビCMやWeb広告のことね。
GoogleやInstagramに出している広告もペイドメディアに含まれるわ」
常務:「広告は費用対効果が気になって、最近ちょっと控えめにしてる」
あかり:「“売る”ためじゃなく、
“知ってもらう入口”として活用するのがペイドメディアの本質なの。
まず出会ってもらわなきゃ、物語も始まらないからね」
アーンドメディア
あかり:「そして“アーンドメディア”。
これは、企業と直接関わりのない第三者が口コミサイトやSNSなどで
感想や評価を発信して広がっていくメディアのこと」
常務:「なるほど、うちの味噌が
“ふるさと納税で美味しかった”ってXでつぶやかれててね。
社員でその投稿見て喜んでたよ」
あかり:「まさにそれが“アーンド”。
企業が直接操作できないぶん、かえって信頼の証になるのよね」
あかり:「中でも最近は、
SNS上で“リポスト”や“いいね”で広がっていく投稿のことを、
“シェアードメディア”って呼ぶこともあってね。
つまりアーンドメディアの中の一つで、
“共有されること”を前提とした関係性のメディア、って感じかな」
常務:「なるほど……うちもキャンペーンのお知らせ出してるけど、
広がるかどうかは“誰かが反応してくれるかどうか”にかかってるよね」
あかり:「そうそう。
企業からの発信も、ちゃんと“共感される言葉”じゃないと届かないし、
シェアードの場って、半分“お客さまと育てていく空気感”なのよ」
常務:「やってる施策を“線”でつないで、意味を持たせる。
それができてないから、伝わってなかったのかもな……」
あかり:「媒体を“分けて考える”のも大事だけど、
“どう行き来するか”“どんな物語としてつながってるか”って、もっと大事なの。

オウンドは“土台”、ペイドは“呼びかけ”、アーンドは“反響”。
全部バラバラじゃなくて、“一つの物語”として設計するのが大切ね」
社長:「広告をクリックした後に見てもらうページが、
ブランドのことを何も語ってなかったり……あるあるだなぁ」
あかり:「ひとつずつ整えるだけじゃなくて、
“全体でどう伝わるか”を設計するのが、マーケティングの本質なのかもね」
社長は静かにグラスを傾けて、笑った。
それじゃ、今夜もあなたのビジネスにちょっと効く「マーケティングの一杯」を。
叶 あかり
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=叶 あかり=
会員制BAR『月灯り』6年目/好きな酒は山崎18年・木挽BLUE/
最近の悩みは彼氏の蕎麦打ち粉が制服に付くこと
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ハナビヤ広報室