第13話|カスタマージャーニーとは?〜顧客行動を見える化するマップ活用法〜後編

BARで学ぶリアルマーケティングとは
▶︎第1話:自己紹介

こんばんは、BAR『月灯り』の叶あかりです♡
イベントを開けば人は集まるのに、実際の購入やリピートにつながらない——
そんな悩みを抱えていた宮崎市でスポーツ用品店を営む男性社長に
前回は「カスタマージャーニー」を教えてあげたの。
そこで今回は、具体的に社長のお店のカスタマージャーニーを作っていくわね。
👉 関連記事:[第12話|“カスタマージャーニーとは?〜顧客行動を見える化するマップ活用法〜前編”]
実例:スポーツ用品店の場合
あかり:「たとえば社長のお店のカスタマージャーニーなら——
- 認知:Instagramで“新作ランニングシューズ”を見た
- 興味・関心:公式サイトでカラーや機能をチェック
- 比較・検討:他ブランドやレビューを調べる
- 購入:店舗で試着して決める
こういう流れをカスタマージャーニーマップにまとめると、担当者同士で“お客様の動き”を同じように理解できるの。
つまりマップをつくることで、広告担当も販売担当も共通認識を持てるの」
社長:「なるほど…。集客したあとに“買うまでの流れ”を考えてなかったから、売上につながらなかったんだな」

気づきと効果
あかり:「それにね、ジャーニーマップがあると“広告担当”“Webサイト担当”“SNS担当”みたいにバラバラに動いていた人たちが、自分の役割を全体の流れの中で意識できるようになるの。
だから担当者ごとに共通認識を持てるし、チーム全体の会話もスムーズになるのよ。
関係者と一緒に会話しながら作成・運用していくと、より効果が出やすいの」
社長:「なるほどな…。チーム全体で一つの地図を見ながら動けるってことか」
あかり:「そう♡ ターゲット → ペルソナ → カスタマージャーニー。この順番で設計すれば、広告もSNSも一本の物語になるのよ。
まずはシンプルに、認知→興味→比較→購入の4段階を紙に書き出してみて。
複雑に考えなくても、それだけで“お客様がどこで迷っているのか”が見えてくるはずよ」
社長:「それならすぐにできそうだな」
あかり:「ぜひやってみて♡
改めて言うと、カスタマージャーニーは、“ユーザーの一連の行動”を見える化したもの。
それを複雑にせず、客観的にまとめたカスタマージャーニーマップは、チームの共通言語になっていくの。
『お客様がどこで知って、どう比較して、どんな瞬間に決断するのか』。
その旅を地図に描けたら、あなたの発信はもっと届く物語に変わるはずよ♡」
社長:「確かに…。地図があれば、うちの発信もお客さんに“伝わりやすく整理されたもの”になりそうだな」
あかり:「その気づきが大事なのよ♡」
それじゃ、今夜もあなたのビジネスにちょっと効く『マーケティングの一杯』を。
叶 あかり
✅ まとめ
- 担当者同士が共通認識を持つことで、発信がバラバラではなく一つの流れにまとまる。
💡FAQ
Q. 作ったマップは誰が使うの?
A. 広告担当・Webサイト担当・SNS担当など、複数の担当者が共通認識を持つために活用するのよ。関係者同士で会話しながら作成・運用するのが効果的。
「売上を伸ばしたいけど、どこから手をつければ、、」
そんなお悩みをお持ちの方、貴社に最適なマーケティング戦略をご提案します。
小さなご相談からでも、お気軽にどうぞ。
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■ 次回予告|競合と差がつくポジショニング戦略〜STP分析と4P・4C活用術〜
第14話に登場するのは、地元で家具製造販売を手がける二代目の社長さん。
「SNSや通販に出しても、なんかピンとこないんだよな」
そんなつぶやきから、今夜の物語が静かに始まります。
叶あかりが語るのは、戦略設計の基本「STP分析」と、
実行フェーズに役立つ「マーケティングミックス(4P・4C)」の考え方を
やさしくナビゲートしていきます。
次回もお楽しみに。
人気のあるページ▶︎第2話:マーケティングってナニ?
人気のあるページ▶︎第6話:回しているつもりのPDCA–その落とし穴!
架空のBAR「月灯り」で働くバーテンダー叶あかりが
シェイカー片手に、あなたのビジネスに効く”処方箋”を調合します。
=叶 あかり=会員制BAR『月灯り』6年目/好きな酒は山崎18年・木挽BLUE/
最近の悩みは彼氏の蕎麦打ち粉が制服に付くこと

