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第14話|競合と差がつくポジショニング戦略 〜 STP分析とポジショニングマップ〜

第14話|競合と差がつくポジショニング戦略 〜 STP分析とポジショニングマップ〜

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こんばんは、BAR『月灯り』の叶あかりです♡

今夜のカウンターには、地元で家具の製造販売を手がける社長さんがふらりとご来店。

グラスを片手に、こんな悩みをこぼしたの。


社長:「うちの椅子って、地元の職人技を活かしてるんだけど……

“おしゃれなデザイン家具”とも違うし、“機能重視の事務椅子”でもない。

SNSや通販に出しても、なんかピンとこないんだよな」


あかり:「あら、それって“ポジショニング”の話かもしれないわね」


社長:「ポジショニング?聞いたことはあるけど、正直ピンと来ないな。」



あかり:「ポジショニングっていうのはね、

自社の商品やサービスが“市場の中でどこに立っているか”を考えることなの。

たとえば、“誰に”“何を”“どう伝えるか”を整理して、

競合とどう違うのかをはっきりさせるのよ。」



社長:「なるほど…

つまり、自分の立ち位置を見えるようにするってことか。」



あかり:「そうそう。それを考えるのに役立つのが“STP分析”なの。」


STP分析って、ナニ?

社長:「STP分析?なんだかまた難しそうな言葉が出てきたな。」



あかり:「そんなことないのよ。

“STP”って、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングの頭文字。

順番にやるだけで、自分たちが“誰に”“どう伝えるか”を整理できるの。」



社長:「なるほど、順序を立てて考えるってことか。」



あかり:「そうなの。

まず、“市場をどう分けるか”を考えて(これがセグメンテーション)。

次に、“その中のどの層を狙うか”を決めて(これがターゲティング)。

最後に、“その人たちにどう見せるか”を決めるの(これがポジショニング)なの」

社長:「ふむふむ。

つまり、“誰にどう見せるか”をちゃんと整理するってことか。」



あかり:「そういうこと。

STP分析をやると、闇雲な宣伝じゃなくて、

“狙いの定まった発信”ができるようになるのよ。」

👉 関連記事:[第10話|ターゲット設定とセグメンテーションの極意]


ポジショニングマップとは?

社長:「でも実際、頭の中だけで整理するのは難しいな。

何か見える形にできる方法はないの?」



あかり:「いい質問ね。

“ポジショニングマップ”を使うと、頭の中がすっきりするのよ。」



社長:「マップ?地図みたいなもの?」



あかり:「まさにそう。

縦と横の2本の軸を使って、自社と競合を“市場の地図”みたいに配置していくの。

たとえば、縦軸に“用途や値段”、横軸に“品揃えや方向性”を取ると、

うちの商品が“どのへんに立っているのか”が一目でわかるのよ。」

あかり:「そうやって“他と違う場所”を見つけるのがポジショニングなの。

“誰のための、どんな価値のある商品なのか”を地図で表すと、

強みがはっきりしてくるのよ。」


ポジショニングマップの実例

あかり:「じゃあ実際に、

社長の会社のポジショニングマップを作ってみましょうか。

地図を描くようにつくれば良いの。

縦軸と横軸を決めて、自社と他社を配置していくのよ。」



社長:「具体的に、縦軸と横軸には何を入れれば良いの?」



あかり:「たとえば、縦軸に“デザイン性”、横軸に“利用シーン”を置くと分かりやすいわ。

上にいくほど“デザイン性が高い”、右にいくほど“家庭用”。」



社長:「なるほど。うちの椅子は家庭用だから、右側だな。」



あかり:「そうね。他社を少し入れてみるとイメージがはっきりするの。

たとえば____

他社A:オフィスチェア(多機能・価格高め)

他社B:北欧デザインチェア(見た目重視)

自社:木製・家庭用・姿勢サポート重視


あかり:「こう並べてみると、自社の椅子が

“家庭用途×姿勢改善×ナチュラルデザイン”っていう

独自の位置に立ってるのが分かるでしょ?」



社長:「ほんとだ…。

他と比べると、“見た目より機能”でも、“仕事用すぎない”位置にあるんだな。」



あかり:「それこそがポジショニングなの。

『自社の強みをどの軸で伝えるか』を明確にするだけで、発信の方向が変わるのよ。」

社長:「ところで、ポジショニングマップで立ち位置が見えてきたとして、

このあとはどうすればいいんだ??」



あかり:「次は“どうやって売るか・伝えるか”を具体的に考える

“マーケティングミックス”について解説していくわね。」



社長:「ほう、だんだん課題が解決していきそうだな。」



あかり:「きっと課題解決に役立つ知識よ。」


それじゃ、今夜もあなたのビジネスにちょっと効く『マーケティングの一杯』を。


叶 あかり


✅ まとめ


ポジショニングは、自社の強みや特徴を意識して決めることが重要。


💡FAQ

Q. STP分析ってどんな時に使うの?
A. 新商品を出す時や、今ある商品を“誰にどう売るか”を明確にしたい時に使います。市場の細分化と戦略設計の第一歩です。

Q. ポジショニングマップってどう作るの?
A. 競合と自社を縦軸・横軸で比較し、どの領域に強みを持てるかを見える化します。軸は「価格×品質」など目的に合わせて設定します。


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=叶 あかり=会員制BAR『月灯り』6年目/好きな酒は山崎18年・木挽BLUE/
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