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HOMENEWS第10話|集客で成果を出す!ターゲット設定とセグメンテーション

第10話|集客で成果を出す!ターゲット設定とセグメンテーション


はじめから読む▶︎第1話:自己紹介

こんばんは、BAR『月灯り』の叶あかりです♡

先日、宮崎市で美容室を経営している女性社長が、ふらりとカウンターに座ったの。

社長:「あかりさん、SNSを投稿したり広告を出したりはしてるんだけど、なかなか予約や売上には繋がらないんだよね…」


あかり:「なるほど、投稿や広告を見ているお客さんって、どんな人が多いと思う?」

社長:「うーん、幅広いかな。
平日昼間に来店するOLもいれば、週末に来る主婦もいるし、
仕事帰りの男性も…特にお客さんの属性を絞れてはいない感じかな」

あかり:「じゃあ、まずはセグメンテーションでターゲットを分けるといいかも♡」


セグメンテーションとは?

社長:「セグメンテーションって?」

あかり:「簡単に言うと、セグメンテーションは
“市場を複数の切り口でグループに分けること”よ。
全体のお客さんをいくつかのまとまりに分けることで、
どのグループに注力すべきかが見えてくるの♡」

社長:「なるほど…つまり、誰に広告を届けるかを整理するための方法ってことね」


セグメンテーションの4つのポイント

あかり:「ターゲットを細かく分けるときは、主に4つの視点がポイントなの♡
地理的変数、人口動態変数、心理的変数、行動変数よ」

社長:「具体的には?」

あかり:「美容室の場合だと…

・地理的変数:近隣に住むお客さんか、駅周辺から来るお客さんか

・人口動態変数:年齢や性別、学生か社会人か

・心理的変数:リラックス重視か、トレンド重視か

・行動変数:定期的に来るリピーターか、たまに来る新規か、どのメニューを選ぶか

こうやって分けると、ターゲットごとに広告やSNSの内容を変えやすくなるのよ」

社長:「なるほどー。平日昼間のOLさんなら“30分で終わるカットプラン”、ママなら“託児付きヘッドスパプラン”とかね」

あかり:「そうそう♡
ターゲットごとに伝え方を変えるだけで、反応や予約率がぐっと変わるの」


ターゲティングの有効性は4Rで確認

社長:「でもターゲティングで細かく分けすぎるのもどうなの?」
あかり:「そこで登場するのが4Rの考え方よ♡

Rank(優先順位)、Realistic(規模の有効性)、Reach(到達可能性)、Response
(測定可能性)

これを使えば、ターゲットの粒度が大きすぎず小さすぎず、成果につながるか確認でき
るの」

社長:「具体的には?」

あかり:「例えばRank(優先順位)では、
主婦・OL・サラリーマンとかいろんな属性の顧客がいる中で、
最も利益や成長に貢献する層を優先的にターゲット層として設定するの。

Realistic(規模の有効性)では、広告対象の人数が実際に来店可能かを意識して。
“ターゲット層が十分な数存在するか?”
“美容室を利用する可能性が高いかどうか?”を確認することが大事。

Reach(到達可能性)では、広告で本当に届くかを考えるの。
配布するチラシやSNS広告を出した顧客層に、効果的にリーチできるかを確認
するの。

Response(測定可能性)では、反応を測定できる仕組みを整えることが大切なの。
例えば、どの投稿やメニューが響いたのかを数字で追えるかや、
チラシの反応率、予約数や来店数の変化を数字で追えるか確認してね。

セグメントの効果を最大限に発揮するためにも、この4Rを満たすことが大事なの」

社長:「優先度や届く範囲、反応も考えないといけないのね」

あかり:「そう♡ 4Rを意識すると、ターゲティングの精度がぐっと上がるのよ」


社長はグラスを傾け、少し笑いながら言った。

社長:「今日話してみて、やっと全体像が見えてきた気がするわ。
誰に何を伝えるかで、広告やSNSの反応が全然違うんだね」

あかり:「その気づきが一番大事♡
ターゲットを知ることが、マーケティング成功の第一歩なのよ」

それじゃ、今夜もあなたのビジネスにちょっと効く『マーケティングの一杯』を。

叶 あかり


✅まとめ

  • セグメンテーションは「市場を複数の切り口で分けること」
  • 地理・人口・心理・行動の4変数で分けると施策が立てやすい
  • さらに4R(Rank/Realistic/Reach/Response)でターゲティングを精度高く実行

「売上を伸ばしたいけど、どこから手をつければ、、」

そんなお悩みをお持ちの方、貴社に最適なマーケティング戦略をご提案します。小さなご相談からでも、お気軽にどうぞ。
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BARで学ぶリアルマーケティングとは▶︎第0話:はじめに

■ 次回予告|広告が届かない理由は“ペルソナ不在”──その広告、誰に届けていますか?

第11話に登場するのは、宮崎市で印刷会社を継いだ三代目社長。

商品は豊富なのに「結局、誰に届けたいのか」が曖昧で、提案がぼやけていた。

そこであかりが差し出すのは、理想のお客様像を描く「ペルソナ」という考え方。

次回、あかりと一緒に“誰に向けて言葉を届けるのか”を考えるヒントをお届けします。

次回もお楽しみに。

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架空のBAR「月灯り」で働くバーテンダー叶あかりが シェイカー片手に、あなたのビジネスに効く”処方箋”を調合します。

=叶 あかり= 会員制BAR『月灯り』6年目/好きな酒は山崎18年・木挽BLUE/ 最近の悩みは彼氏の蕎麦打ち粉が制服に付くこと

◀️前回:第9話| リピーターが離れる理由は?KPIで見抜くブランドの弱点

次回:第11話|広告が届かない理由は“ペルソナ不在”──その商品、誰に届けますか?▶️

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