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HOMENEWS第6話|回してるつもりのPDCA──その落とし穴!

第6話|回してるつもりのPDCA──その落とし穴!

こんばんは、

BAR『月灯り』の叶あかりです♡

先日、宮崎市で厨房機器の製造会社を経営されている専務さんが、ふらりとお立ち寄りになったの。

「PDCA、ちゃんとやってるつもりなんだけどさ……
最近、数字だけが空回りしてるような気がしてね」

 


 

あかり:「PDCAって、“計画して(Plan)、実行して(Do)、評価して(Check)、改善する(Action)っていう改善のサイクルのことよね♡
“全部がちゃんと機能して初めて回る”ものだけど、もしかしたら、どこかがうまく回ってないのかも」

専務は、グラスを軽く傾けながら、ふっとため息をついた。

「やってるつもりなんだけどなあ……。
目標も決めてるし、週ごとに進捗チェックもしてる。
レポートも出してるんだけど……

”結局、次に何を変えるのか”

って言われると、曖昧なんだよね」

あかり:「それ、“CとA”が、形だけになっているってことかもしれないわね♡」

 


 

専務:「え、“CとA”? 一応、数値の確認はしてるよ。
予定より少なかったら、次はもっと頑張ろうって話してるし」

あかり:「Checkって、“頑張る”って言葉で終わっちゃうと、実は何も変わってなかったりするの。

“なぜそうなったのか”を掘り下げるところまでがCheck。
Actionは、“その原因に対してどんな一手を打つか”まで落とし込むことなの」

 


 

専務:「……たしかに、“予定より少なかったね”で終わる会議、うち結構あるかもな」

あかり:「数字を“見てる”と、“読んでる”は違うのよ。

“どこにズレがあったのか”“仮説は合っていたか”って、

“問い”を立てる時間がないと、

Checkはただの反省会になってしまうの」

 


 

専務:「……そうか。“問い”がなかったのかも。
営業が忙しすぎたとか、季節要因だったとか、なんとなく理由づけして終わってたな」  

あかり:「“忙しい”って便利な言葉よね♡
でも“次にどう変えるか”が決まらないなら、それはPDCAじゃなくてPとDで止まってる状態なの」

専務:「しっかり評価するには、思ってるより深くしっかり分析しないといけないんだな……」

あかり:「たとえば、“営業が手いっぱいだったからしょうがない”と思っていたことが、
実は『製造スケジュールと営業の納期設定に無理があった』ことが原因だったり、
“反応が悪かったのは季節のせい”って片付けてたものが、
よく見たら『事前のアプローチが弱かった』なんてケースもあるの」

あかり:「だから、“本当の原因まで掘り下げたCheckになっているか”、
“その原因に合わせた一手が決まっているActionかどうか”は、
毎回ちゃんと見直さないとダメなのよ♡」

専務:「あ〜、耳が痛いな……全部やってる気になってただけだったかも」

氷がカラン、と静かに鳴った。

「仕組みを作れば変わると思ってたけど……
やっぱり“考える文化”がないと、仕組みも形だけになるんだな」

あかり:「その気づきが、次の一歩を変えていくのよ♡」
 
それじゃ、今夜もあなたのビジネスにちょっと効く「マーケティングの一杯」を。

叶 あかり

 

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■ 次回予告|トリプルメディアでは伝わらない?

第7話では、自社のWebサイトやSNS、広告など
あらゆる手段を駆使しているのに手応えがない——
そんな悩みを抱える、食品メーカーの3代目・黒木さんが登場。

施策は打っている。発信もしている。
それでも「伝わっていない」と感じるのはなぜか?

叶あかりが、トリプルメディアの本質と、
“バラバラな発信”を“ひとつの物語”に変える視点へと、そっと導いていきます。

次回もお楽しみに。

 
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=叶 あかり=
会員制BAR『月灯り』6年目/好きな酒は山崎18年・木挽BLUE/
最近の悩みは彼氏の蕎麦打ち粉が制服に付くこと

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